本日、意を決して車に乗り込み、「天下一品・浦添店」に向かいました。
ジョーフィッシュ沖縄からほど近いこの「天下一品」は
京都北白川に本店を構え、他に類を見ない味を売りに展開する京都人には
知らない人はいない有名店。
まさに子供の頃から食べなれた病みつきになる味。
そんな天下一品のラーメンがどこまで再現できているのか?
期待と不安が交錯する中、ついに暖簾をくぐってみる。
店を覗いてみると・・・ラーメンを待ち望む客でぎっしり。
新店舗らしく新しくきれいな座敷にカウンターがそろい、
でもどこか懐かしい感じを漂わせ落ち着くラーメン屋らしいあの懐かしさ。
込み合う店内のカウンターの端を陣取り、迷わず「こってり・大」を注文。
慣れた手つきで店員は気負うことなくラーメンを次から次へと作っていく。
確かにここまではあの「天下一品」である。
だが・・・ふと、嫌なことが頭をよぎる・・・。
京都でも店舗により当たり外れの多いラーメンの味にもかかわらず、
いきなり「大」はやりすぎたのではないか?
どこまで本家の味をこの遠く離れた琉球の地で再現できるのか?
隣の外人さんは果たしてこってりを食べることができるのか?
うっすらと背中に冷たさを感じながら待つこと数分。
来た~!ついに目の前にこってりが!
戦いの幕は切って落とされた。
落ち着け、スープから先か?それとも麺からか?いやいやスープに決まってる・・・などと
昔の記憶が走馬灯のようによぎる中、ここはスープからずずっ~とすする。
う、うまい!この味だ!まさに正真正銘の天下一品のこってりスープ!
これほどまでに忠実に迷うことなく再現されているとは!!
あとは無心にラーメンを食し、スープと麺を流し込む。
満足。
想像以上に満たされた気がする。
チャーシューには疑問点が残るが、十分合格のこの一品。
隣の外人さんもどこか笑顔を見せつつうまそうに完食している。
やはり沖縄の地でも、いや、遠い外国の地でも受け入れられる「こってり」の味。
・・・ふと気になった。
タイミングを計り、隣の外人さんに勇気を出して聞いてみる・・・
「こってり味はおいしかったですか?」
束の間の沈黙が走ったのち、
外人さんはどこか遠い記憶を探るかのような瞳でおもむろに僕を見つめた後、
「コッテリッテナンデスカ?」
・・・。
・・・明日も行こう!そう強く胸に刻みお店を後にしました。
宜野湾市のダイビングショップ 「ジョーフィッシュ 沖縄」より